aとtheの違いを知って英語に強くなろう!

aとtheの違い リンゴ

中学英語の最初の方で勉強するものといえば、aとtheですよね。まだ英語もよく分からないうちに、このaとtheを習い、よく分からないまま今に至る・・・という人も結構いるのではないでしょうか。この記事ではそんなaとtheの謎を徹底解説していきます。一緒に勉強していきましょう!

aとtheは冠詞

このaとtheは「冠詞」と呼ばれます。(この呼び方を習うのは高校かも・・・)
冠詞にはもう1つanというものがありますが、これはaと使い方は同じなので順を追って説明をしていきます。

恐らく多くの人が「冠詞」は“名詞の前につける”というように習っていると思います。その通りです。冠詞は名詞の前に付けます。

  • I want a pen.
  • I want the pen.

英文で表すとこんな感じですね。penという名詞の前に付いています。

ちなみに先ほど記述したanという冠詞は、後ろの名詞の最初のアルファベットが母音で始まるものだけに付きます。

  • an apple
  • an orange
  • an egg

このようになります。つまり、aの後ろは子音(a,i,u,e,o以外)で始まる名詞の単数形、anの後ろは母音(a,i,u,e,o)で始まる名詞の単数形ということになります。aとanの違いはこれです。後ろの名詞を見極めて使い分けをしてください。

aとanが付かない名詞

先ほどaとanの使い分けについて説明をしました。どちらも名詞に付くということでしたよね。しかし、名詞だったら何でも付けていいというわけではありません。aとanがつかない名詞というものも存在するのです。

まず、名詞の複数形には付きません。単数のみにしかつかないので注意が必要です。

そしてなおかつ、数えられる名詞にしか付きません。数えられる名詞のことを可算名詞と呼びます。これはもう数え切れないほど種類があるのでここではいくつかしか例を出しませんが、先ほどのpenや、book、car、bag等のことです。複数形にできることのできる名詞、というふうに覚えても良いかもしれません。

数えられる名詞があるということは数えられない名詞もあります。これを不可算名詞というふうに呼びます。不可算名詞には、water、love、air、rain、money等があります。液体や気体、感情など目に見えないもの、形がはっきりしないもの、何かの総称として使われている単語は全て不可算名詞です。

まずは冠詞の置く位置、aとanの使い分け、aとanを付ける場合とそうでない場合をしっかり理解してくださいね!

冠詞の訳し方?

さて、この「冠詞」。とても大事な英文法なのですが、実は日本語にはこの「冠詞」という概念がありません。そのため、日本人にはなかなか理解しにくいのです。しかし、英会話となると冠詞がとても大切な役割を果たします。一つずつ内容を確認しながら読み進めてくださいね。

I have a book.

この文には冠詞aが入っていますね。そもそもaはどのように訳すのでしょう?日本語に概念がないというように書きましたが、あえて訳すなら「1つの」という意味です。しかし、私たちは会話の中で「私は1つの(1冊の)本を持っています」とは言わず、「本を持っています」としか言わないと思います。「何冊持ってる?」なんて聞かれた時には冊数まで答えてもいいですが、普通は言わないですよね。なんだか堅苦しい変な文章になってしまいます。

I have the book.

この文にはtheという冠詞が入っています。このtheは日本語にすると「その」という意味になります。ルール通り訳すと、この文は「私はその本を持っています」という訳になります。

日本語にするならaとanは「1つの」、theは「その」という意味になる、ということをまずはおさえてください。

aとtheはどう使い分ける?

もう少し掘り下げて考えていきましょう。このaとtheは簡単に言うと、「漠然とした中の1つのもの」か「特定されている1つのもの」なのかという違いがあります。

I want a book.

「私は1つの本が欲しい」という訳ですね。この場合は、特にどの本か決まってないけれどとにかく本が欲しい、というニュアンスになります。数多くある漠然とした中の1冊の本が欲しい、という意味です。

I want the book.

一方、こちらの文はどうでしょう。「私はその本が欲しい」。どの本なのか特定されていますね。決まった本が欲しいということです。会話文を例に詳しく説明しましょう。

  • 外国人の男性

    Did you read Murakami Haruki’s new book?
    村上春樹さんの新作は読んだ?

  • 男性

    I want to, but not yet. How was that?
    読みたいんだけどまだなんだ。どうだった?

  • 外国人の男性

    It was the one of the best books I’ve ever read. I read through it in just two days!
    今まで僕が読んだ中でも最高の1冊に入るね。たった2日で読んでしまったよ!

  • 男性

    Only Two days? Wow, I have to read the book as soon as possible.
    たった2日で?僕も早くその本読まなきゃ

最後の台詞で登場しました!the bookというのは話の流れから考えると、村上春樹さんの新作ということが分かりますね。特定された本なので、この場合にはtheがついているというわけです。これがa bookになると、「どの本?」となってしまいます。今まで村上春樹さんの話をしていたのに、いきなり別の本の話が出てくるの?と聞き手は混乱してしまいます。theは前に出てきた名詞の前に付けて、どの名詞の話をしているのか説明をするんですね。

この会話文を読んで分かってもらえたと思いますが、aとtheというのは話し手が聞き手に何の話をしているのかを表すのにとても重要な役割を果たします。これを外国人は自然と使い分けています。私たち日本人の感覚で言うと、「助詞」のようなものかもしれません。助詞が間違っていると、文章がどこか変に聞こえますよね。それと同じでaとtheも間違えると不自然な英語、不自然な文章になってしまうのです。もう少し練習してみましょう。

  • 茶髪の女性

    I need ①a carrot for our dinner. I forgot to buy it.
    夕食にニンジンがいるわ。買うの忘れてた

  • 少女

    Hey mom, do you know ②a new shopping mall opened near ③the station? I heard ④a supermarket is there too. You can buy a carrot there.
    ねえママ、駅の近くに新しいモールがオープンしたの知ってる?そこにスーパーもあるらしいわ。そこでニンジンも買えるわよ

  • 茶髪の女性

    I didn’t know that! Umm…Do you have any plans ⑤in the afternoon?
    知らなかったわ!えっと、午後から予定ある?

  • 少女

    Nothing. Why?
    ないけど。どうして?

  • 茶髪の女性

    Would you like to go ⑥the shopping mall with me? It must be fun.
    一緒にそのスーパーに行ってみない?きっと楽しいわ

  • 少女

    Sounds nice! I’ve wanted to go there!
    いいわね!そこ気になってて行きたかったの

①のcarrotにaが付いているのは、特定されていないニンジンだからですね。お母さんは決まったニンジンが欲しいわけではないと思います。スーパーに数多くあるニンジンの中の1本が夕食用に欲しいんですね。そのためtheではなくaを使います。

②の新しいショッピングモールはこの会話の中で初めて出てきました。そのため、冠詞はaを使っています。この文は見て分かる通り、aはnewという形容詞の前に付いていますね。このように名詞の前に形容詞が付いている場合には、その形容詞の前に冠詞を置くのが基本です。

③の駅も会話に初めて出てきましたが、こちらはtheが付いています。なぜでしょう?これはどの駅なのか特定されているからです。この2人の会話の中では、駅と言えばどの駅か分かっているんですね。きっと最寄りの駅でしょう。わざわざ遠くの駅の話をしないと思います。その場合には○○駅、と名称が登場するはずです。よって、「絶対これしかない」という名詞の前にはtheが付きます。ちなみにstationの前には必ずと言っていいほどtheが付きます。aが付いているものは見たことないです・・・

④もスーパーは初見の単語のためaが付いていますね。

⑤の午後というのはその日の午後、というのが分かりますね。そのため特定のtheが付いていますが、これはもう1セットとして覚えた方が簡単かもしれません。morning、afternoon、nightの前にaが付くことはありません。必ずtheを付けるようにしましょう。

⑥のショッピングモールという単語は2回目の登場です。そのため、お母さんもミカもどこのショッピングモールか分かっていますね。そのため今回はaではなくtheを付けています。

だいぶ感覚が掴めてきたかなと思います。in the afternoonなど、絶対にtheが付くという表現もあるのでたくさんの英語に触れていくうちになんとなく分かってくるかと思います。でも基本はこれまで説明したポイントが分かっていれば文章は作れるので、例文などを参考にしながら文の前後の関係などを意識して読むようにしてみてくださいね。

theの読み方

もう1つだけ、お話をします。それはtheの読み方です。「え、theって“ザ”じゃないの?」を思った人たくさんいますよね?もちろん“ザ”と読みます!しかし読まない時もあるんです。それがこんな場合です。

  • in the afternoon
  • the orange
  • the end

共通性にお気づきでしょうか?theの後ろの単語の頭文字が母音の場合、theを“ジ”と読むんです。「ジ エンド」なんかは日本語でも聞いたことある人もいるんじゃないでしょうか。ではこれはどうでしょう。

the university

今の説明からいくと、「ジ ユニバーシティ」と読むはずですよね。でもこれは「ザ ユニバーシティ」なんです。ややこしいのですが、 ジと読むのは母音の発音がアイウエオの時のみです。ユニバーシティはヤ行ですよね。そのため、これは例外なんです。母音で始まってるからといって全て“ジ”と読むのは危険です。細かいところですが、こういったところで英語力の差を見せつけことができるかなと思います。しっかりルールをおさえておいてくださいね!

最後に

いかがだったでしょうか?中学1年生の内容で習うこの冠詞、とても奥深いもので会話のスムーズさも左右する重要なものであるといったことがお分かりいただけたかなと思います。前述したように、日本語にはないニュアンスのため難しく、付け忘れてしまうこともあると思いますが、英語という言語では大切なものになります。母国語ではない言葉を学ぶのは大変ですが、学べば学ぶほど発見も多く楽しいですよね。この記事が英語を学習している方の役に少しでも立ちますように。日々の勉強のツールとして、英語力アップに繋げていただけたら嬉しいです。

aとtheを使いこなして、ネイティブのようにかっこよく英語を使えるようになりましょう!

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