過去完了進行形って何? 時制を理解して英文法に強くなろう!

過去完了進行形の時計

英語を理解したり長文を読んだりするうえで、絶対分かっておかなければいけないのが「時制」です。これが理解できていないと話の内容が全てずれてしまう可能性が出てきてしまいます。特に受験生は、入試では必ず長文が出ますし、時制の理解が必要不可欠です。かく言う私も、高校の時は時制をなかなか分かっていませんでした。なんと言ってもややこしく、難しいのです。

でもこれが分かると、長文の読み間違いやミスも減りました。この記事では、「過去完了進行形」はもちろん、細かく時制について説明をしていこうと思います。

時制とは

時制とは、現在・過去・未来などの「時」の表し方のことです。日本語だと、「~します」「~しました」「~するつもりです」など、語尾を変化させて時制を表します。一方、英語では動詞の語形を変化させて違いを表します。

  • I go to my grandmother’s house.
  • I went to my grandmother’s house.
  • I will(am going to) go to my grandmother’s house.
  • I am going to my grandmother’s house.

上から順に、「現在形」、「過去形」、「未来形」、「進行形」です。このようにして動詞の形を変え、“いつ”の話なのかを表現します。

完了形とは

さて、「過去完了進行形」の話の前に、まずは「完了形」とは何かを分かっておく必要があります。「完了形」の中にも「現在完了形」と「過去完了形」が存在します。まず、「現在完了形」が分かっていなければならないので、説明をしていきます。

現在完了形

  • I have met this woman before.

形だけでいうと、 have + 過去分詞が「現在完了形」の形です。この文でいうと、“have met”の部分ですね。

現在完了形とは、現在を過去と関連付けて表す時制のことです。言葉で聞いただけだと難しいですね。別の例文を出します。

  • I met this woman three months ago.

先ほどの文との違いは分かりますか?こちらの文は単純に「過去形」の文です。なぜかというと、“いつ”会ったかがはっきりしているからです。「過去形」の文は、はっきり“いつ”起こったかが分かる場合に使います。

  • I did my homework last night.
  • I called my grandfather yesterday.

しかし、「現在完了形」の文というのは、“いつ”起こったのかははっきりしていません。 いつの話かは分からないけれど、現在までに起こったこと、これを表すのが現在完了形の文です。先ほどの例文をもう一度出しましょう。

  • I have met this woman before.

もうお分かりでしょうか?“いつ”なのかはっきりしていませんよね。“以前”とは書いていますが、どれくらい前のことなのかは書かれていません。こういった場合には「過去形」ではなく、「現在完了形」を使うんですね。使い分けに注意しなければいけません。

少し例題で練習してみましょう。それぞれ日本語訳を考えてみてください。

  • ①I already have written to my mother.
  • ②I have met him three times.
  • ③She has lived here for 10 years.
  • ④I went to bed at 11 last night.

答え

  • ①私はすでにお母さんに手紙を書いた。
  • ②私は彼に3回会ったことがある。
  • ③彼女はここに住んで10年になる。
  • ④私は昨夜は11時に寝た。

お分かりの方も多いと思いますが、④だけが「過去形」の文です。last night(昨夜)という“いつ”の話か分かる単語が出ていますよね。

①~③は「現在完了形」の文になりますが、それぞれ用法が違います。

  • ①完了・結果「~してしまった、(すでに)~した」
  • ②経験「(以前に)~したことがある」
  • ③継続「(ずっと)~している」

「現在完了形」の中でも更に細かく分けるとこのようになります。基本の形はhave + 過去分詞で、これは絶対に必要なものですが、用法によってその他の使う単語が少し変わります。

①完了・結果:yet(否定文・疑問文で使う「まだ」)、already(すでに、もう)、just(ちょうど、たった今)

②経験:ever(疑問文で使い「今までに」)、never(一度も~ない)、before(以前に)、once(一回)、twice(二回)、~times(三回以上)

③継続:for(~間)、since(~から、~以来)

「この単語はこの用法で使う!」ということを覚えていると、ミスが減ると思います。

現在完了進行形

「過去完了進行形」を理解するには、まずこの「現在完了進行形」はどういった意味なのかということをおさえてください。「現在完了進行形」の形は、 have + been + 動詞の進行形です。1つ例文を紹介します。

  • He has been cleaning his room since this morning.

ここであれ?と思った人もいるかもしれません。先ほどの「現在完了形」も「ずっと~」と訳しましたよね。どこが違うのでしょう?実はこれは使う動詞が違うのです。

「現在完了形」の「経験」を使う時の動詞は、 状態動詞です。状態動詞とは、簡単に言うと進行形にできない動詞で、動詞そのものが「~している、~である」という意味のある動詞のことです。具体的な単語を上げると、have、like、thinkなどです。

一方、「現在完了進行形」で使っている動詞は 動作動詞です。これはこの例文で使ったようなcleanやstudy、eatなど動作を表す動詞のことです。

動作動詞か状態動詞かで「現在完了形」の継続を使うか、「現在完了進行形」を使うか、判断をしないといけないのです。

過去完了形

さて、だんだんと「過去完了進行形」の説明まで近付いてきました。しかしその前にもう1つだけ説明をします。それは「過去完了形」というものです。「過去完了形」の形は had + 過去分詞です。

  • I had already read the book when he called me.

この「過去完了形」は、過去のある時点までの動作のことを説明する文法です。この例文には、had already readとcalledという2つの動詞がありますね。この2つの動詞でどちらが前の動作かを考えます。
彼が電話をかけてきた時(called)よりも前に、もうその本を読み終えていた(had already read)ということは理解できるでしょうか。そのため、過去形よりもさらに前の時制だということを表さなければなりません。 過去形よりもさらに前のことを言いたい時に使うのが「過去完了形」になります。

  • The train had already left when we got to the station.

これも駅に着く(got to the station)より前に、電車は出ていた(had already left)なわけなので、過去完了形を使っているのです。

現在の時点にいたるまでの話は「現在完了形」を使い、過去のある時点にいたるまでの話は「過去完了形」を使うのです。ここは私自身、高校の授業でかなり頭が混乱した部分です。こういったややこしい文法で英語嫌いな人が増えたりしますが、一度理解すれば英語力はかなり上がると思うので、ゆっくり見直しして覚えてくださいね。

この「過去完了形」の用法も同じく①完了・結果、②経験、③継続の3つです。

仮定法過去完了

  • If it had not rained yesterday, we could have played tennis.

Ifで始まるこの文章、知っている方も多いと思いますが「仮定法」の文ですね。中でも「過去完了形」を使う仮定法のことを「仮定法過去完了」と言い、過去の事実と違うことを仮定・想像する表現です。この過去との違いを出す時に使われるのが、先ほど説明をした「過去完了形」なんですね。

このように、時制の問題というのは他の文法でもよく登場します。基本ができていないと、他の文法でもつまずくことになってしまいます。この「過去完了形」は高校の文法ですが、私の周りには高校時代、英語が苦手な同級生が大勢いました。「現在完了形」までは分かっても、この「過去完了形」がどうしても分からなかったそうです。それくらいややこしい文法ですが、だからこそ差をつけるためにもしっかり意味を理解しておきたいところです。英語を学習している人にとって、時制はとても大切な英文法です。

過去完了進行形

さあ、やっと「過去完了進行形」にたどり着きました!勘の良い方はもう気付いたかもしれませんが、この「過去完了進行形」は「現在完了進行形」と時制が違うだけで考え方も作り方も同じです。例を見ましょう。

  • We had been playing tennis for three hours before it suddenly began to rain.

雨が降ってくるという部分の時制はbeganを使っているため「過去形」です。 3時間ずっとテニスをしていたというのは、雨が降る前からし続けていたということになるので「過去形」の前の時制を表す「過去完了形」を使いますね。しかし、ここで使っている動詞は、playという動作動詞です。そのため、「過去完了形」の継続の意味ではなく、「過去完了進行形」を使います。

もう少し理解を深めるため、もう一文チェックしましょう。

  • I had been waiting for my father for thirty minutes when he came.

父がやってきた(came)より前からずっと待って(had been waiting)おり、waitは動作動詞のため、「過去完了進行形」ですね!

まとめ

1つ残念なお知らせがあります。ここまで一生懸命説明をしてきましたが、 過去完了進行形というのは、実は会話ではあまり使われません。もちろん時制を一致させる必要がある時には登場しますが、ネイティブでもほとんど使わない文法です。でも、だからといって分からないまま放っておくわけにはいきませんよね。先ほど書いた通り、時制の意味を理解していないと他の問題が解けなくなるのです。

この記事を読んでいる方は学生さんか、英語を勉強している社会人の方だと思います。「英語の文法を理解したい!」「やり直したい!」と思って読んでくださっているはずです。受験を控えている学生さんや、TOEICや英検などの試験に挑戦するという方もいるでしょう。そんな人には「過去完了進行形」を始めとする時制を、1つ1つ丁寧に理解していってもらいたいです。面倒な部分ではありますが、この基本をおさえることで必ず英語力がアップします。ぜひこの記事を活用して、英語の時制をマスターしてくださいね!

お役立ち英会話ブログ

Eng blog list

PR -今熱いオンライン英会話-

PR Online English School